こんにちは!LX DESIGNの中薗です。
今日は戸田市立美女木小学校で行われた、研究授業にて、クリエイターさんの派遣事業を行われている株式会社メンバーズ メンバーズキャリアカンパニーさまとタッグを組んだ複業先生特別授業をさせていただきました!
目次
株式会社メンバーズ メンバーズキャリアカンパニーさま
ひとりでも多くの「優秀なデジタルクリエイター」を輩出し、持続可能な社会に向けたデジタルイノベーションの創造を「人の力」で支えることをミッションに掲げ、数多くのIT関連企業にデジタルプロフェッショナル人材を提供しています。
0.事前準備
研究授業の事前準備として、今回国語の研究授業を担当される美女木小学校6年生担任の渡邊先生とクリエイターさんの打ち合わせをさせていただきました。
美女木小学校の目指す「児童が学びに向かって自走する授業デザイン」の1つの授業実践として、今回ブックトーク*をテーマに授業作りをさせていただきました。
デザインのプロである、クリエイターさんを含めた打ち合わせの中でも「デザインは1つの表現技法」として取り上げてもらうことに注力をさせていただき、あくまでも国語的な言語活動を起点にした学びをしてもらうために、プロの力を貸していただくこととなりました。
1.授業概要と様子
授業概要としては、ブックトークの制作を通し、自分の思いや考えを伝えられる力を身につけていくことでした。
子どもたちはプロのクリエイターの複業先生のブックトークを見聞きして、自分たちの制作物へのゴールイメージを持ち、「魅力を伝えるには?」という課題に向かっていきます。
最初は自己紹介と交流会!
まずは、クリエイターさんと私たちLX DESIGNの自己紹介から。
児童もはじめて見る複業先生たちに興味津津です。
一通り自己紹介が終わったあとは、「どうしてクリエイターさんになろうと思ったんですか?」「クリエイターさんはどんなお仕事をしているんですか?」「好きな食べ物なんですか?」などさまざまな質問が飛び交いました。
2.クリエイターさんのお手本!!
デザインのプロであるクリエイターさんの工夫を凝らされたスライドを、子どもたちは食い入るように見ていました。
ただ事前の打ち合わせ通り、デザインのみに注意がいかないように、声の強弱や身振り手振りなどの表現手法など、魅力を伝えるための工夫を随所に散りばめていただきました。
発表を踏まえて、先生から「今の発表を聞いて、魅力を伝える工夫ってどんなところだったかな?」という発問をきっかけに児童からは「大事なところの文字を変えていました!」「あえて細かく説明をしないで、聞いてる人が気になるようにしていました!」など、問いに対する自分たちなりの答えをしっかり出していました!
3.制作タイム!
さぁ、導入でプロからのパフォーマンスを見て、先生からの発問を通し児童たちは意欲が高まったようです。
先生の合図の元、早速自分のICT機器を取り出して制作をはじめました。
美女木小学校の児童はGoogleスライドかCanvaを使用し、自分で選んだ本について紹介するための制作をスタートします。
美女木小学校は日頃からICTの活用を進めており、子どもたちは自分の文具のようにChrome bookを使いこなしていました。
「どんな色を使おうか?」「ここの部分、どうやったらもうちょっと伝わるかな?」など自分たちの本の魅力を伝えていくために、真剣にパソコンに向かいます。
インターンの学生も一緒に授業の班に入り、「どんな本選んだの?」「何でこの表現にしたの?そうなんだ!いいね!」
など、個別に声かけをしていき、児童の学習をサポートさせていただきました。
4.研究協議会
意見交換は各班Jamボードで行い、その後集約して全体会が行われました。
す、進んでる・・・。
研究授業の反省会の研究協議会までお邪魔させていただきました。
「ゲストティーチャーの活用の導入が上手くいき、ゴールイメージの醸成や意欲の高まりに繋がった」
「授業の中でブックトークの制作をしていく中で、さまざまな自己決定を通し、児童の自走力に繋がったのではないか」
「自分が魅力を伝えるための工夫について、こういうことをやったよ、という振り返りを授業内に導入しても良かったのでは」
など、非常にさまざまなフィードバックをいただきました。
5.さいごに・・・
今回は研究授業という、学校内外から教員や市教委の方を招いた中の授業実践でした。
LX DESIGNとしても初のご支援の形式でした。
渡邉先生を始めとして、美女木小学校の先生方が非常に熱量を持ってこの授業作りに取り組んでいただき、事前打ち合わせから「どのような授業をすれば子どもたちの自走力がつくか」という目標に向かってお時間を何時間もいただきました。
子どもたちの中には「自分は将来クリエイターになりたいと思っていたから、今日本物のクリエイターさんの仕事を見れてよかったです」という感想もあり、今のうちから本物に触れられる貴重な機会になったようです。
研究協議会後には校長室にもお招きいただき、美女木小学校の現状の取り組みや今後のご連携などについても協議をさせていただきました。
先生方が新しいことに取り組む機会をどんどん作っていきたい、という非常にチャレンジングな気風を持つ、改めて素敵な学校さんだと感じました!
美女木小学校の皆様、ありがとうございました!
“複業先生”を通じて、新しい学びを体感してみませんか!