【複業先生 受け入れ校インタビュー】教員研修やPBL、様々な場面で外部人材活用を進めている美女木小学校の教頭・勝俣先生にインタビュー

「複業先生」では、普段は民間企業で働く人、起業した人、昔は先生を目指していた人などなど、様々なバックグラウンドを持った方々が先生として授業を行います。授業の当日までには、受け入れ側の学校の先生方とも連携をしながら、企画や資料作成、リハーサルなどを行い、準備を進めていきます。ホストインタビューでは、学校の先生からみた、「複業先生」の意義や感想を伺っていきたいと思います。
今回は、埼玉県・美女木小学校の教頭先生である勝俣先生にお話しを伺いました。美女木小学校では、この「職員室革命」でも度々紹介しているメンバーズキャリア教員向けワークショップや、5年生のPBLなど、複数の機会に「複業先生」をご活用いただきました。外部人材の活用を推し進めていらっしゃる勝俣先生に、感想をインタビューさせていただきました。
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|学校全体のICT活用ムードを推し進めた教員研修

-「複業先生」をたくさんの場面で利用いただいてありがとうございます。まずは「複業先生」にお声がけいただいたきっかけから教えてください。

LX DESIGNの代表である金谷さんとは、数年前にイベントで知り合いました。そこで金谷さんの考えていることなどをお聞きして、いつか一緒にお仕事できればいいな、と思っていたのが、最初のきっかけといえるかな、と思います。

その後、私が美女木小学校に教頭として赴任して、様々な課題を認識していくわけですが、そのうちの一つに、ICTの活用があまり進んでいない、というものがありました。

学校運営の改善のためにも、テクノロジーの活用を積極的に進めていきたいと思う一方で、単に他の学校のマネをするのではなく、美女木小学校独自の取組が何かできないかな…と考えていた時に、金谷さんのことを思い出した、という感じです。

-そこからやり取りが始まって、教員向けワークショップにつながったんですね。

そうです。担当のコーディネーターである菅家さんとつないでいただきました。菅家さんと話し合いを進め、「Canva」*というITツールについての教職員研向けワークショップを実施することにしました。

*Canvaとは…
オンラインで使えるグラフィックデザインツール。PC、スマートフォン、タブレット等で利用可能。70,000万を超える豊富なテンプレートや30万点を超えるフリー写真などが用意され、誰でも簡単に名刺やスライド資料、バナー画像などを作成することができる。
-「Canva」のワークショップ、教員の方々の反応やその後の影響はいかがでしたか。

まずは「楽しい」という感想が第一でしたね。教員って、配布資料や教材など、結構色々制作する機会はあるんですが、見た目をよくするのは難しいと感じている人は多いんですよ。本当はもっとお洒落なものを作りたいのに、うまくできない…。
そんな悩みがあったので「Canva」はすごく便利で、使いやすいね!という感想が多く聞かれました。

-研修後は、実際に、教員の皆さんはCanvaでいろんなものを制作しているんですか?

はい。制作するもの全部とまではいきませんが、例えば懇談会資料や運動会のお便りなんかは早速Canvaになっていましたね。あとは、とにもかくにも授業で活かされています。Canvaで作成したPower Pointのスライドを教材にしている学級もあります。それによって、授業の雰囲気も明るくなったように感じています。

さらに、今は児童もCanvaを使うようになりました。国語の授業で新聞をつくったり、理科の授業での気づきを、Canvaを使用して動画で表現したり…
今は、教員全員と、3年生以上の児童は、ほぼCanvaを習得しているような状況です。

-おー!それはすごいですね。教員向け研修の前には、Canvaのようなツールはあまり利用されていなかったんですか?

全く使われていなかったという訳ではなく、中には使える人はいたと思います。でも、あるツールを一部の人だけが使えている状態って、実はなかなか全体には広がらないんですよ。それが、今回の研修によって教員全員が使える状態になったことで足並みが揃い、美女木小学校全体でCanvaを使っていく雰囲気が醸成されました。ほんと、一気に浸透しましたね。

|土台つくりの今年度。今後は様々なプロフェッショナルとつながっていきたい

-教員研修や、5年生のPBLにおける「複業先生」の活用など、色々とはじめての取組で、苦労された点はありましたか?

そうですね…美女木小学校の教員にとっては、学校の外部の人とのやり取り自体、慣れないことでした。なので、今回複業先生のようなサービスを活用するにあたっては、その先生たちの進め方を管理する、というのが、教頭である私が苦労した点といえるかもしれません。ただ、こういうのはやってみて学ぶしかないので、今年いろいろと気が付いた改善点を、次に活かしていければいいですね。

また、今回やってみて気が付いたのは、いろんな専門性を持つ人と、より多くつながっていくことが大切だということです。今年の5年生のPBLについては、通年のカリキュラムだったので、1年の中で、どんどんフェーズが進んでいきました。資料を作成する上でのデザインの知識を学ぶフェーズ、見つけた課題の解決手段を考えるフェーズ…といった具合です。

このようにフェーズが進めば、当然必要な情報も変化するわけで、その時々に合わせたプロフェッショナルの方々の話を聞くことができれば、子供達にも非常にいい機会になると思います。
そして、多くの人を巻き込むとなると、やはりスケジュール調整がとても重要になると思うので、先生方にも、今年の学びを活かしていただいて、今後もいろんな外部の人材と関わっていければいいなと思っています。 

-具体的には、どんな分野の専門知識をもった人とつながりたいですか?

今後美女木小学校として取り組むプロジェクトや、授業の内容にもよりますが…。例えば、今計画中なんですが、児童自信がお金を稼ぐこと、すなわちビジネスについて考えてみるような授業の構想もあります。その際には、商品の見せ方、魅力の伝え方、動画コンテンツなど、いろんな方面の知識が必要になります。プレゼンの方法、なんかもそうですね。その各分野に携わる人の、具体的な話を聞く機会を作れたら、と思っています。

-最後に、今後の展望を教えてください。

はい。個人的な展望も混ざりますが…
学校にいる先生たちには、自分自身が学ぶことを楽しんでほしいという思いがあります。つまらなそうにしている先生を見るのがいやなんです。なので、先生たち自身が、関心のある分野への学びを楽しいと思える環境づくりをしていきたいと思っています。

そのためには、やはり外部の協力が必須で、今年度はその基盤づくりの年でした。外部とのやり取りやプロジェクトの進め方を知ることができたと思うので、来年度以降は各学年が自走していってくれたら、と思います。学校の研究発表が、お祭りのようになったら嬉しいですね。 

◇◇◇

教頭先生である勝俣先生には、美女木小学校が「複業先生」を利用した結果、学校全体や、教員の方々にどのような変化があったのか、という視点でお話をしていただきました。「今年度は準備のとき」と位置づけ、来年度以降のステップアップを長期の目線で考えていらっしゃるのが印象的でした。今後の美女木小学校の躍進が楽しみです!勝俣先生、ありがとうございました。

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