【インタビュー】複業先生をしてみたことで、普段見過ごしていた自分の思いに気が付くことができた

複業先生には、普段は民間企業で働く人、起業した人、昔は先生を目指していた人などなど、様々なバックグラウンドを持った方々が登録しています。実際に授業を行った複業先生にお話を伺いました。

今回お話を聞いたのは、相木悠一さん。普段はウガンダでEC事業やアプリ開発を手掛ける会社を経営しています。相木さんは10月6日に行われた聖光学園の英語の授業にゲスト講師として登壇しました。「授業の時間は普段のビジネス思考から抜け出すことができ新鮮だった」と語る相木さん。どのような発見があったのでしょうか。

▼相木さんのプロフィール

<目次>

  • 複業先生をするに至ったきっかけと授業前の不安について
  • 授業で伝えられてよかったこと
  • 複業先生の経験で得たものと率直な感想

複業先生をするに至ったきっかけと授業前の不安について

友人から複業先生のことを聞き、学校の授業で、英語で話してくれる人を探しているとのことだったので、あまり深く考えずにやってみたというのが正直なところです。授業前の不安はそこまでなかったものの、普段仕事をしているので、準備にあまり時間をかけられない点がやや気になっていました。

でも実際には、受け入れ校の担当のRoy先生との顔合わせ兼リハーサルは1回で済み、負担に感じることは無かったです。リハーサルでは生徒が興味を持ってくれそうなエピソードを引き出してもらい、授業中に話す内容のヒントを得ることができました。また、授業は英語での進行だったため、リハーサルで難しすぎる表現がないか、という確認も行うことができました。

授業で伝えられてよかったこと

学生の頃、起業なんて全く頭になかった自分がウガンダで会社を作ったという経験や、「みんなが可能性を持っていて、不可能なことはない。夢は叶えられる」というメッセージを自分の言葉で伝えられたのがよかったと思います。

英語の上達の方法について質問してくれた生徒さんがいましたが、これについても自分の体験をもとにお話しできたと思います。

複業先生の経験で得たものと率直な感想

授業中は、自分が話したことに対して生徒のみなさんが色んなリアクションをとってくれるので、話していて楽しいと感じました。

普段、本業だけやっているとどうしてもビジネスの考え方に偏りがちで「効率最優先、成果主義」といったマインドになり“思考に余白がなくなる”ように感じていました。でも、今回複業先生として行った授業では、利害を考慮せず純粋に生徒さんの為になればいいな、と思って話す内容を考えたので、結果的に自分が本来大事にしていた価値観に立ち返ることができ、有意義な時間になりました。

新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に日本に帰国していた相木さんですが、今後はまた再びウガンダに戻って事業展開に邁進されるとのことです。素敵な授業をありがとうございました!

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