今回は大手旅行代理店の社員と学校の先生という異色のパラレルキャリアに挑戦されている方にインタビューさせていただきました。
もともと学生時代は教員志望だったということですが、新卒で大手旅行代理店に入社。キャリア教育で学校に関わり始めたことがキッカケでもっと教育に関わってみたいと思うよになったといいます。
インタビューでは学校の外側から学校に関わることについての思いをお話していただきました。
目次
“先生”という活動をはじめたキッカケ
学校でキャリアについての講演をさせていただくことがあり、学校に関わらせていただく機会が多くありました。先生方と新しい企画を考えたり、子どもたちと触れ合える機会があることがすごく楽しかったのですが、学校の授業を自分がやってみたらどうなるのだろうと思うようになりました。
小学校からの夢で、私は先生になりたかったのですが、先生にはならずに民間の会社に入りました。そんな自分に対してもどかしく感じるところがありました。ですが、今の自分の立ち位置で”先生”をすることはできないかと思い、知り合いの学校の先生にこの話をしたことがキッカケでした。
外部人材として学校に関わってみて感じた難しさ
国語や数学等の科目を教えることとはまた違うので、授業を作っていく上で、”私たちができること”は何だろうということを考えています。
あとは、これまでの私の学校との関わり方はあくまで生徒たちにキャリア講演をする”ゲスト”でしたが、今後は一つの授業の担当として定期的に生徒たちと関わるようになっていきます。ですから、生徒たちとの距離感や彼らとどのようにコミュニケーションをとっていくべきかをより考えるようになりました。
外部の人材が入ることによる学校の変化
よく、”学校は社会と隔絶されている”と言われることがありますが、学校の先生方の中にもそれを感じている方がいらっしゃいます。一方で、私たちのような外部の人材が関わることで、”社会と隔絶されている学校”を少しでも社会とつなげる、近づけるという役割があるのではないかと感じます。実際、民間の会社で働いている自分だからこそ、気付けることがありました。
これまでは学校に出入りする”業者の人”でしたが、”先生”として学校に関わることで学校の先生方に単なる”業者の人”ではなく、「一緒に教育を考えてくれる人」というふうに捉えていただけているように感じます。
旅行会社×学校の先生でこれからやってみたいこと
今までは”旅行屋さん”でしたが、これからは”先生”であり、”旅行屋さん”になります。ですから、自分が教えたいことを「授業」にし、そのプログラムの延長に「旅行」があり、学校と子どもたちと一緒になって作っていくことで、より授業も旅行も深みができるのではと思っています。叶うならば地方での授業もしてみたいですね。
旅行代理店での経験をもとに生徒たちに伝えられること、そして民間企業で働く自分だからこそできる、学校と社会をつなぐ授業。
未知なる挑戦にこれからますます注目です。
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