「中高生の壁を少しでも低く!」高校生SDGs未来会議開催②

2人目のゲストスピーカーである玉田さんにはSDGsに関して今取り組んでいること、これからやりたいと思っていることについて「地方創生」と玉田さんのお仕事である「旅行」の観点からお話ししていただきました。


   玉田勝司
   大学時代はバックパッカーを経験。
   大学卒業後は近畿日本ツーリストに勤務。
   https://www.knt.co.jp/
   学校の修学旅行や研修旅行づくりを担当する。
   修学旅行の画一化に疑問を持ち、よりアクティブな旅行を提供したい!と
   会社内でSDGs関連のツアーに取り組む。
   都内の女子高校と協力し、釜石市でSDGsをテーマにしたフィールドワー
   クを実施。
   「地方創生」・「人づくり、人材育成」×「旅行」で得られる「学び」を
   全国に広げるために準備中。
   自分を表す言葉は「第一志望に見捨てられた男」と「偶然に愛された男」
                                   


SDGsに関して取り組んでいること

玉田:僕が今取り組んでいるのは旅行をツールにして高校生の皆さんが地方でワクワクするような学びの場を作ることです。

学校の旅行というと建物を見たり、歴史を感じ思い出を作るという画一化されたものだったと思います。そうではなく、SDGs等の取り組みを課題設定として環境学習型の旅行を作り、実際に地域に足を運び、肌で感じ、見て学ぶということをしたいと思っています。

取り組みを通して皆さんの進路や生き方、学び方を考えてもらえるような旅行を提案できればいいと思っております。

地方の面白さについて

玉田:3年前に都内の女子校の皆さんに協力していただき、釜石市でSDGsをテーマにしたフィールドワークを実施してみました。
これを始めた当初は偶然上手くいっただけかと思っていましたが、何回か旅行を重ねていくうちに再現性があることに気が付きました。

何故かを考えたときに1つ目は普段と違う視点を持つ環境に身を置くことによって、自己開示し、考えるスイッチが入るからだと思います。これは教室や会議では起こりえない化学反応でワクワクする学びのフィールドになるのではないのでしょうか。

2つ目は関わる人が着火剤になるんだと思います。多種多様な人生を目にすることで、どんな生き方がいいのかを個々に考えさせてくれるいい機会が地方にはあるのかなと思います。

地方での先進的な取り組みをSDGsの文脈で置き換えると「学び」で高校生の可能性が広がる、若い皆さんが地方に行って頂くことが地方の活性化につながると思います。そして「学び」を得た人同士つながることで関係人口も広がる。このような「学びのつながり」を日本全体に広げたいです。

旅行を通じてしたいこと

玉田:コロナ自粛中に「旅行って何だろう」って考えたり、解析してみました。
旅行って心を動かしたり、感動させたりする「可能性」を秘めているんですね。
それに加えて「非日常」・「違う属性」・「偶発性」の3要素があります。
これは普段の学校生活では教えられない3要素だとも僕は思ってます。

今までは知り合いと行っていた旅行も、これからはごちゃまぜの旅行を作り、他地域性・多世代・多様性など旅するように学び合えたらいいなと思います。

最後に、SDGsというツールを使って、これからの日本を担う皆さんの可能性が広がる旅行を作っていきたいと思います。

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